焼きうどんは「のびるかどうか」が気になるポイントですが、結論から言うと 条件によってのびる場合とのびにくい場合があります。
詳しく解説しますね。
目次
「のびる」とは何か
うどんが「のびる」とは、水分を吸って麺のコシが弱まり、柔らかくなってしまう状態を指します。
特に煮込みうどんや鍋焼きうどんのように汁の中で長時間加熱されると顕著に起こります。
焼きうどんは基本的に「炒め調理」なので、汁物ほど顕著ではありませんが、以下の要因でのびることがあります。
焼きうどんがのびやすい条件
- 麺を下茹でしすぎた場合
→ ゆで麺や冷凍うどんを使う際、レンジ加熱や湯通しの段階で火を通しすぎると、炒める時点ですでに柔らかくなっており、さらに炒めることでコシが失われます。 - 炒める時間が長すぎる場合
→ 麺はデンプンが主成分なので、加熱が長引くと水分を吸い、もちもち感を超えてベチャッとした食感になります。 - 水分が多い調味料や具材を使った場合
→ キャベツやネギなど水分が出やすい野菜を多く入れたり、酒・みりん・ソースを入れすぎると、水蒸気で蒸されるような状態になり、麺が余分に水分を吸ってのびやすくなります。
焼きうどんがのびにくい条件
- 冷凍うどんを使う
→ 冷凍うどんは工場で最適にゆでて急速冷凍されているため、コシが強く、炒めても食感が保ちやすいです。 - 短時間で強火調理する
→ 中華料理の炒め物と同じで、「強火でサッと」が基本。長時間炒めずに、手早く味を絡めることでのびを防げます。 - 水分を飛ばして仕上げる
→ 最後に余分な水分をしっかり飛ばすと、ベチャッとせずに麺の食感が残ります。
調理の工夫で「のび」を防ぐコツ
- 麺は下茹で不要の冷凍うどんがベスト
- ゆで麺を使うなら流水でほぐして水気を切ってから投入
- 調味料は最初から入れすぎず、最後に味を整える
- 具材の水分が多い場合は先に強火で炒めて水分を飛ばす
- 麺を入れてからは1〜2分以内に仕上げるのが理想
まとめ
焼きうどんは「汁に浸っていない」のでラーメンや鍋うどんのようにすぐのびるわけではありません。
ただし、炒めすぎ・水分過多・下処理のしすぎが重なると、やわらかくなり食感が落ちてしまいます。
逆に冷凍うどんを使って短時間で仕上げれば、のびを気にせずコシのある仕上がりが楽しめます。
以上、焼きうどんはのびるのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。