焼きそばを作る際に、レンジで麺をほぐすという工程は非常に有効で、特に市販の蒸し焼きそば麺(袋入り)を使うときにおすすめされる方法です。
以下では、その理由、メリット・デメリット、具体的なやり方まで詳しく解説します。
目次
なぜレンジでほぐすのか?
袋入りの焼きそば麺は、製造過程で一度蒸されており、保存のために油でコーティングされ、冷めると麺同士がくっついてしまいます。
これをそのままフライパンで炒めると以下のような問題が起こります。
- 麺がダマになる(固まりがほぐれにくい)
- 炒めすぎて麺がべちゃっとする
- 調味料が均等に絡まない
- 焦げつく
こうした問題を防ぐために、「電子レンジで麺を温めてからほぐす」という手法が登場しました。
電子レンジを使うメリット
項目 | 内容 |
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◎ ほぐれやすくなる | 温めることで麺の表面の油がゆるみ、自然にバラけるようになる |
◎ 時短になる | 炒め時間が短くて済み、具材と麺の火の通りが均一になる |
◎ 食感が良くなる | 無理にほぐさず済むため、麺のコシを保ちやすい |
◎ 調味料が絡みやすい | 均一にほぐれた麺はソースがよく絡む |
電子レンジを使うデメリット
項目 | 内容 |
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△ 麺が乾燥しやすい | 加熱しすぎると麺の水分が飛んでパサつくことがある |
△ 手間に感じる人も | ラップをかけたり、別皿に移したりする手間が増える |
△ 加熱ムラが出る場合あり | 特に500Wなど出力が弱いレンジでは、均等に温まらないことも |
実際のやり方(おすすめ手順)
麺の袋を少し開ける(または耐熱皿に出す)
- 袋のまま加熱する場合、破裂防止のため角を少し開ける
- もしくは、麺を耐熱皿に出して、軽くラップをかける
電子レンジで温める
- 目安:600Wで約1分〜1分半
- 麺が固い場合は10〜20秒ずつ追加
箸で軽くほぐす
- 加熱後すぐに菜箸で麺をやさしくほぐすとバラけやすい
- ほぐれにくい場合は、水を小さじ1〜2ふりかけて再度10秒加熱すると◎
炒め工程に進む
- 温めてほぐれた麺を炒めれば、具材とよく馴染み、ムラなく仕上がる
裏ワザ:水を少しふってから加熱するとさらに良い
特に乾燥が気になる場合は、加熱前に水を少量(小さじ1程度)ふってからラップをかけてチンすると、蒸気の力でふっくらほぐれやすくなります。
パサつき防止にも◎。
こんなときはレンジ不要
以下のような条件なら、レンジ加熱しなくてもOKな場合があります。
- 生麺タイプの焼きそばを使用する(柔らかいのでそのまま炒められる)
- 時間があるときに水にさらしてほぐす方法を使う(ただし炒めると水っぽくなることも)
- 強火で炒めることに慣れており、麺をうまくほぐせるテクニックがある場合
まとめ
焼きそばの美味しさを左右する最大の要素は、「麺の状態」です。
レンジであらかじめ加熱しておけば、
- ダマにならない
- 焦げつかない
- 均一に炒められる
といったプロっぽい仕上がりになります。
面倒に思えるかもしれませんが、1分程度の作業で、仕上がりのレベルが格段にアップするので、特に初心者や失敗した経験がある方には非常におすすめの方法です。
以上、焼きそばを作る際はレンジでほぐしたほうがいいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。