広島焼き(広島風お好み焼き)は、関西風お好み焼きとは異なり、「生地・具材・焼きそば」などを重ねて焼くスタイルが特徴です。
手間はかかりますが、各層に味のアクセントがあり、食べごたえがあるのが魅力です。
以下に、本格的な広島焼きの作り方を順を追って、詳しくご紹介します。
目次
材料(1人分)
生地
- 薄力粉:50g
- 水:70ml
- だしの素:小さじ1/2(入れると風味が良くなる)
具材
- キャベツ:たっぷり(200〜300g、細切り)
- もやし:一握り(好みで)
- 青ねぎ:少々(小口切り)
- 豚バラ肉:2〜3枚
- 卵:1個
- 揚げ玉(天かす):適量
- 桜えび(乾燥):少々(お好みで)
焼きそば
- 中華麺(蒸し麺):1玉
- サラダ油:小さじ1
- ウスターソース or お好み焼きソース:大さじ1〜2
トッピング
- お好み焼きソース:適量
- マヨネーズ:適量
- 青のり、かつお節:適量
作り方(順番を詳しく)
生地を作る
薄力粉・水・だしの素をよく混ぜておく(ダマがなくなるように)。
→ とろみのある液体状にしておくことがポイントです。冷蔵庫で30分寝かせるとより良いですが、すぐ使ってもOK。
ホットプレートまたはフライパンを中火で熱し、生地を薄く丸く広げる
- 生地をおたま1杯分ほど流し、直径20cmくらいの薄いクレープ状に広げます。
- 焼くというより「土台として固める」イメージ。
- 火加減は中火でOK。底面が固まれば次に進みます。
キャベツ → もやし → 青ねぎ → 揚げ玉 → 桜えびの順で重ねる
- キャベツは山盛りに!(焼くとしんなりするので多く見えても問題なし)
- 水分を出しにくくするため、できればしっかり水気を切ったキャベツを使いましょう。
- 上から揚げ玉や桜えびを散らすと香ばしさアップ。
豚バラ肉を上に乗せる
- 脂がしたたり落ちてキャベツが蒸され、美味しくなります。
- 広げて乗せると焼きやすい。
ひっくり返す(重要!)
- 一番の難所です。広島焼き用の大きなコテ(ヘラ)2つを使って、具材が崩れないように丁寧に裏返します。
- コツ:両手にヘラを持って、下にしっかり差し込んで一気に「エイヤッ」と。
焼きそばを別で炒める
- 別のスペース or フライパンで中華麺を焼く。
- 油をひいて炒め、ソースで味付け(お好み焼きソースでも可)。
- 麺は焼き目をつけると香ばしさがアップ。
焼きそばの上にお好み焼きを乗せる
- 先ほど焼いた広島焼きを、焼きそばの上に重ねます。
- この時、下が麺・上がキャベツになっている状態。
卵を焼き、その上に本体を乗せる
- プレートに卵を割り落とし、黄身を軽くつぶして円形に広げます。
- 半熟のうちにその上に重ねたお好み焼きを「のせる」ことで、卵が下側になります。
最後にひっくり返して仕上げる
- 全体を卵を下にして焼き、卵に焼き色がついたら完成です。
ソース・マヨネーズ・青のり・かつお節をトッピング
- お好み焼きソースをたっぷり塗り、マヨネーズで飾り付け。
- 青のりとかつお節をふりかければ、本格的な広島焼きの完成!
補足アドバイス
- キャベツはできるだけ細く切ると火が通りやすく、口当たりも良くなります。
- 焼きそばをパリパリに仕上げたい場合は、焼く時間を少し長めにして、フライ返しで軽く押しながら焼きましょう。
- 卵アレルギーの方は卵なしでもOK。その場合は仕上げの工程でひっくり返すのではなく、ソースで直接仕上げても美味しいです。
まとめ:広島焼きの工程(時系列順)
- 生地を作る
- クレープ状に焼く
- キャベツなど具材を積む
- 豚バラ肉を乗せる
- ひっくり返して蒸し焼き
- 別で焼きそばを炒める
- 焼きそばの上に本体を重ねる
- 卵を焼いて、その上に重ねる
- 最後にひっくり返す
- ソース・マヨなどで仕上げる
この手順通りに丁寧に重ねていけば、家庭でもかなり本格的な広島焼きを再現できます。
必要に応じて、イカ天・チーズ・キムチなどのアレンジ具材を加えると、さらにバリエーション豊かになります。
以上、広島焼きの作り方の順番についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。