お好み焼きの冷凍保存は、作り置きや食べきれなかったときにとても便利な方法です。
ただし、適切な手順を踏まないと、風味や食感が損なわれたり、解凍後にべちゃべちゃになったりすることがあります。
以下に、美味しさを保ったまま冷凍保存する方法を詳しくご紹介します。
目次
お好み焼きの冷凍保存:基本の流れ
焼いた状態で冷凍するのが基本
お好み焼きは焼いてから冷凍するのがもっとも一般的です。
生地のまま冷凍するよりも、解凍後に食感が良く、調理も簡単になります。
冷凍保存のステップ(焼いたお好み焼き)
ステップ1:焼き上がりを冷ます
- お好み焼きは焼きたてのまま冷凍すると、水分が中で蒸れて品質が落ちます。
- 粗熱が取れるまで、網の上など通気性の良い場所で冷ましましょう(30分ほどが目安)。
ステップ2:ラップでしっかり包む
- お好み焼きを1枚ずつラップでぴっちり包む。
- ソースは冷凍に向かないので、ソース・マヨネーズ・かつお節・青のりなどは後のせ推奨です。
ステップ3:保存袋に入れて冷凍庫へ
- ラップしたお好み焼きをジップ付き保存袋や密閉容器に入れ、なるべく空気を抜いてから冷凍します。
- 冷凍庫に入れる際は、重ねずに平らに並べると解凍ムラが出にくいです。
保存期間の目安
- 冷凍保存の目安は2〜3週間以内。
- それ以上経つと風味が落ちてしまいます。
解凍・温め方(ふんわり&カリッと)
電子レンジで解凍&加熱
- 冷凍のままラップを外し、耐熱皿にのせる
- ラップをふんわりかけて、600Wで3〜5分ほど加熱(大きさにより調整)
- 中まで温まったらOK。中心が冷たい場合は追加で30秒ずつ加熱
フライパンで焼き戻す(おすすめ)
- レンジで軽く解凍(上記と同じ手順)
- フライパンを中火で熱し、油を少量ひいてお好み焼きを焼き戻す
- 両面に軽く焼き色をつけると、外カリ・中ふわの仕上がりになります
生地のまま冷凍する場合
生の状態でも冷凍できますが、いくつか注意点があります。
保存のコツ
- キャベツなどの具材を混ぜた生地は水が出やすく、冷凍向きではありません。
- 生地と具材は別々に冷凍するか、具材なしのプレーンな生地だけを冷凍するとベターです。
解凍・調理方法
- 冷蔵庫で自然解凍後、よく混ぜてから焼く
- 解凍時に水分が出るため、キッチンペーパーなどで水気を軽く吸い取ると仕上がりが良くなります
冷凍お好み焼きにおすすめの具材
冷凍に向いている具材と向いていない具材を把握しておくと、さらに美味しく仕上がります。
向いている具材 | 理由 |
---|---|
豚バラ | 冷凍・解凍しても味と食感が変わりにくい |
イカ・エビ | 小さめに切れば水分が気になりにくい |
チーズ | とろける食感が解凍後も楽しめる |
天かす | 食感が残りやすく、うま味もアップ |
向いていない具材 | 理由 |
---|---|
もやし | 解凍時に水分が出て、食感が悪くなる |
生卵(生地に混ぜずのせるだけ) | 解凍後に変質しやすい |
青ねぎ(トッピング) | 解凍で変色・風味が落ちやすい |
保存のポイントまとめ
- 冷凍するなら焼いてから・ソースは後のせが基本
- 解凍は電子レンジ+フライパン仕上げがベスト
- 冷凍期間は2〜3週間が限度
- 具材の選び方で美味しさが大きく変わる
応用:冷凍お好み焼きを弁当や夜食に
- 冷凍保存したお好み焼きは、朝レンチンしてお弁当に入れたり、夜食としても最適。
- 小さめに焼いて冷凍すれば、おやつやおつまみにもぴったりです。
以上、お好み焼きの冷凍保存の方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。