ベーキングパウダーを使ったお好み焼きは、ふんわりとした食感を出したいときにとても効果的な方法です。
以下では、ベーキングパウダーを使う目的、基本レシピ、味や食感の変化、コツ、注意点まで詳しくご紹介します。
目次
ベーキングパウダーを使う目的とは?
ベーキングパウダーは膨張剤として働きます。加熱によってガス(二酸化炭素)を発生させ、生地をふくらませる効果があります。
お好み焼きに加えることで、
- ふわっとやわらかく
- 厚みがありながらも軽やか
- 冷めても硬くなりにくい
というメリットがあります。
ベーキングパウダー入りお好み焼きの基本レシピ
材料(2枚分)
材料 | 分量 |
---|---|
薄力粉 | 100g |
ベーキングパウダー | 小さじ1(約4g) |
卵 | 1個 |
水またはだし | 120ml |
キャベツ(粗みじん切り) | 200g |
長芋(すりおろし・任意) | 50g |
豚バラ肉(または好みの具材) | 適量 |
天かす・紅しょうが | 各大さじ1(お好みで) |
青のり・かつおぶし・ソース・マヨネーズ | お好みで |
作り方(手順)
- 粉類を混ぜる
薄力粉とベーキングパウダーをボウルでよく混ぜておく。
→ この工程で粉ムラを防ぎ、均一に膨らませます。 - 水・卵・長芋を加える
別のボウルで卵と水(またはだし)を混ぜ、すりおろした長芋を加えたら、粉類に加えてよく混ぜる。
→ 長芋が入るとさらにふわふわになりますが、なくてもOKです。 - 具材を加える
キャベツ、紅しょうが、天かすを加えて全体をさっくり混ぜる。 - 焼く
熱したフライパンまたはホットプレートに油を引き、生地を丸く広げて豚バラ肉をのせて焼く。
片面4〜5分ずつ、ふたをして蒸し焼きにするとふんわり仕上がります。 - 仕上げ
ソース、マヨネーズ、青のり、かつおぶしなどをのせて完成!
ベーキングパウダーを使ったお好み焼きの特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
食感 | ふわふわ・軽い |
見た目 | 少し厚みが出る |
焼き加減 | 中まで火が通りやすい |
冷めたとき | 硬くなりにくく、再加熱でも美味しい |
おいしく作るためのコツ
ベーキングパウダーの量を守る
入れすぎると逆に苦味が出たり、膨らみすぎて崩れやすくなったりします。
→ 100gの粉に対して小さじ1(4g)程度が目安。
混ぜすぎない
混ぜすぎるとグルテンが発生してもちっとなり、ふわっと感が損なわれます。
→ 粉が混ざったらすぐに具材を加えて焼きに入りましょう。
すぐに焼く
ベーキングパウダーは時間が経つと膨らむ力が弱まります。
→ 生地を作ったらすぐ焼くのが鉄則です。
注意点
- アルミニウム無添加のベーキングパウダーを使うと、えぐみや苦味が出にくいです。スーパーで「アルミフリー」と書かれたものを選ぶとよいでしょう。
- 生地が厚くなりすぎると火が通りにくいため、焼き時間や火加減には注意してください。
- ソースやマヨネーズの風味に合わせた具材選びも重要です。ベーキングパウダーでふんわりした生地には、あっさりめのトッピングが相性抜群です。
こんな人におすすめ
- いつものお好み焼きに変化をつけたい
- 関西風のお好み焼きをもっと軽く仕上げたい
- 小さな子どもや年配の方にも食べやすい食感にしたい
応用アレンジ例
- チーズやもちを入れて、ふんわりモチモチ感をアップ
- 桜えびやしらすなど、軽い海鮮系とも好相性
- 冷凍してお弁当用にも! 冷めてもふわふわが持続します
まとめ
ベーキングパウダーを使ったお好み焼きは、初心者でも簡単に「ふんわり仕上がり」を実現できるテクニックです。
特別な道具もいらず、基本の材料にほんのひと工夫加えるだけで、家庭のお好み焼きがワンランクアップします。
以上、ベーキングパウダーを使ったお好み焼きについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。