白だしを使ったお好み焼きは、旨みと深みをぐっと引き立てる上品なアレンジレシピです。
関西風・広島風どちらにも応用できますが、特に「関西風お好み焼き」との相性が良く、昆布とかつおのだしの風味がふわっと広がる、まるで“料亭風”の仕上がりになります。
白だしを使うお好み焼きの特徴とは?
白だしとは、昆布やかつお節、時には椎茸などから取っただしに、薄口醤油やみりんなどで味付けしたものです。
通常の濃口ソースと比べて色が薄いため、素材の色や香りを活かしたい料理に向いています。
お好み焼きに使うと
- 味がぐっと上品になる
- 出汁の香りが生地全体にしみわたる
- ソース控えめでも満足感が高い
- 素材本来の甘みや旨味が活きる
基本の白だしお好み焼きレシピ(関西風)
材料(2枚分)
- 薄力粉:100g
- 山芋(すりおろし):50g(なければ長芋でもOK)
- 白だし:大さじ2
- 水:100ml(白だしの塩分に応じて調整)
- 卵:2個
- キャベツ:200g(ざく切り)
- 青ねぎ:2本(小口切り)
- 天かす:大さじ2(あれば)
- 紅しょうが:大さじ1(お好みで)
- 豚バラ肉:4~6枚
- サラダ油:適量
<トッピング>
- 白だし風味の出汁あん(後述)
- 大葉、青のり、かつお節、マヨネーズなど
作り方
① 生地を作る
ボウルに薄力粉、山芋、白だし、水を入れてよく混ぜる。卵を加え、さらに混ぜる。滑らかになったらキャベツ、青ねぎ、天かす、紅しょうがを加えてざっくり混ぜる。
② 焼く
フライパンまたはホットプレートを中火で温め、油を薄く引く。生地の半量を流し込み、豚バラを上にのせて形を整える。
③ 蒸し焼きにする
フタをして5分程度蒸し焼きにし、底に焼き色がついたら裏返す。再びフタをして5分ほど焼く。
④ 仕上げる
表面がふんわりし、豚肉にも火が通ったら火を止め、トッピングして完成。
白だしアレンジ:和風だしあんかけお好み焼き
白だしをもっと活かすなら、「和風あんかけ」にしてお好み焼きにかけるのもおすすめです。
和風だしあんのレシピ
- 白だし:100ml
- 水:200ml
- みりん:大さじ1
- 片栗粉:小さじ2(同量の水で溶いておく)
- 鍋に白だし、水、みりんを入れて温める。
- 沸騰直前で水溶き片栗粉を加え、とろみがつくまでかき混ぜる。
- 出来上がったあんを焼きあがったお好み焼きにたっぷりかける。
→ 出汁の香りが引き立ち、ソースを使わない「だし香る和風お好み焼き」に変身!
味のバリエーション:白だしベースの具材アイデア
白だしのお好み焼きは、素材の味が引き立つため、具材選びも重要です。
以下の具材は特に白だしと相性が良いです。
具材 | 特徴 |
---|---|
エビ | 甘みとプリッとした食感が活きる |
ホタテ | 出汁と調和し、磯の香りが引き立つ |
明太子 | 白だしのまろやかさで塩気がやさしく |
しらす | ご飯に合うお好み焼き風に |
大葉 | 爽やかな香りで全体をまとめる |
もち&チーズ | 優しい味にコクを追加する |
おすすめの白だし商品(参考)
- ヤマキ「割烹白だし」
- にんべん「白だし ゴールド」
- ミツカン「プロが使う味 白だし」
→ いずれも料理全般に使いやすく、お好み焼きにもぴったりです。
白だしお好み焼きが向いているシーン
- 子どもや高齢者も食べやすい
- 和風居酒屋メニューにしたい時
- ソース系の重さが苦手な人向け
- 冷蔵庫の残り野菜を活かしたい時
まとめ
白だしを使ったお好み焼きは、「ソースで味を付ける」のではなく、「生地と具材そのものの旨味を引き出す」スタイルです。
ポイントは「白だしをしっかり効かせた生地作り」と、「香りを活かす具材選び」。
トッピングを工夫すれば、家庭料理ながら料亭風にもなります。
以上、白だしを使ったお好み焼きについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。