お好み焼きは「関西風」や「広島風」など地域によってスタイルが異なり、具材もバリエーション豊かですが、基本的には小麦粉の生地にキャベツ、肉や魚介類、卵などを加えて焼いた料理です。
栄養価は具材の選び方によって大きく変わりますが、全体として見ると、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれた料理といえます。
以下に詳しく解説します。
目次
お好み焼きの主な栄養素
エネルギー(カロリー)
- 一枚(約250〜300g)の関西風お好み焼きで 400〜600kcal 程度が目安です。
- 肉やチーズ、天かすなどを多く使うとカロリーは上がります。
三大栄養素のポイント

炭水化物
- 主に小麦粉から摂取(薄力粉・山芋など)。
- キャベツにも少量の炭水化物が含まれています。
- ソースやマヨネーズにも糖質があります。
※小麦粉を使うため、糖質制限中の方には注意が必要です。
たんぱく質
- 豚肉、イカ、エビ、卵などの動物性たんぱく質が豊富。
- 植物性のたんぱく質(山芋、キャベツ)も少量含まれます。
- 卵は完全たんぱく質と呼ばれ、体に必要なアミノ酸がバランスよく含まれています。
脂質
- 肉の脂やマヨネーズ、ソースによって脂質は増加。
- チーズを加えるとさらに増加。
- 適量ならエネルギー源として有効ですが、摂りすぎには注意。
ビタミンとミネラル
キャベツから摂れる栄養
- ビタミンC:抗酸化作用、免疫力アップ、美肌効果。
- ビタミンK:血液凝固や骨の健康をサポート。
- 食物繊維:便秘解消、腸内環境の改善。
- 葉酸:妊娠中に必要な栄養素、細胞分裂を助けます。
山芋
- ビタミンB群(B1・B6):代謝促進、疲労回復。
- ムチン:消化を助け、胃腸の粘膜を保護。
- カリウム:ナトリウムの排出を促し、むくみの予防。
卵
- ビタミンA、D、E、B12:目や皮膚の健康、骨の成長、神経の働きに関与。
- 鉄分:貧血予防。
豚肉
- ビタミンB1:糖質の代謝に重要。疲労回復に効果的。
- 亜鉛:免疫機能、味覚の維持。
- 鉄分・たんぱく質:貧血予防、筋肉の修復。
海鮮系(イカ・エビ)
- タウリン:肝機能の向上、コレステロール値の調整。
- ビタミンB12:神経や血液の健康維持。
栄養価を高めるアレンジのコツ
アレンジ食材 | 追加される栄養素 | 効果 |
---|---|---|
もち | 炭水化物 | エネルギーアップ |
チーズ | カルシウム・たんぱく質・脂質 | 骨の健康・旨味アップ |
青のり | 鉄分・カルシウム・マグネシウム | ミネラル強化 |
紅しょうが | ジンゲロール・ショウガオール | 消化促進・食欲増進 |
ネギ | ビタミンC・硫化アリル | 血液サラサラ効果、免疫力アップ |
お好み焼きの栄養バランス評価(五角形評価)
栄養素 | 評価(5段階) | 補足 |
---|---|---|
炭水化物 | ★★★★☆ | 小麦粉中心で多め |
たんぱく質 | ★★★★☆ | 豚・卵・魚介など豊富 |
脂質 | ★★★☆☆ | ソース・油で変動 |
ビタミン | ★★★☆☆ | キャベツ・卵に含有 |
ミネラル | ★★★☆☆ | 食材で差が出やすい |
まとめ
- キャベツをたっぷり入れることで、ビタミンと食物繊維を補給。
- 豚肉や卵を使えばたんぱく質源としても◎。
- ソースやマヨネーズの量を控えれば、脂質を抑えつつ美味しく。
- できれば鉄板焼きやフライパンで油を少なめに調理するのが理想的。
- おにぎりやご飯との炭水化物の重ね食べ(ダブル炭水化物)には注意。
以上、お好み焼きの栄養・ビタミンについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。