お好み焼きに使うキャベツの切り方は、ふんわりした食感や全体の仕上がりに大きく影響します。
ただ細かく刻めばいいというわけではなく、「食感」「火の通りやすさ」「生地とのなじみ方」を意識することが大切です。
以下に、理想的なキャベツの切り方について詳しく説明します。
目次
お好み焼きに最適なキャベツの切り方
基本は「繊維を断ち切る」千切り
お好み焼き用のキャベツは、繊維を断ち切るようにして太めの千切り〜粗みじん切りがベストです。
これにより、キャベツの甘みが引き立ち、火が通りやすく、ふわっとした食感になります。
切り方の手順

手順1:キャベツの外葉を取り除く
- 汚れていたり、かたすぎる外葉は取り除きます。
手順2:キャベツを1/4または1/8にカット
- 芯付きのまま縦にカットし、扱いやすい大きさにします。
- 1人前なら1/8カットがちょうどよいです。
手順3:芯をV字に切り取る
- 繊維が多く硬い芯の部分は、包丁でV字に切り込みを入れて取り除きます。
手順4:葉を重ねて繊維を断ち切る方向に切る
- 数枚の葉を重ねて、繊維を横断するように(=繊維に対して直角に)切ります。
- 幅は 5〜7mm程度がベスト(細すぎると食感がなくなり、太すぎると火が通りにくい)。
手順5:ざっくりとほぐす
- 切ったキャベツは、手で軽くほぐして空気を含ませることで、よりふわっと仕上がります。
切り方別の特徴と使い分け
切り方 | 特徴 | おすすめシーン |
---|---|---|
太めの千切り | シャキ感が少し残り、食感のアクセントに | 関西風の生地に混ぜ込むスタイル |
粗みじん切り | 火が通りやすくふわふわに仕上がる | 広島風や、ふんわり系お好み焼きに最適 |
細かすぎるみじん | 水分が出やすく、生地がべたつく可能あり | 食感が苦手な子ども向けなど |
手でちぎる | 火の通りが不均一になりやすいが時短には◎ | カジュアルに作る場合や焼きそばに混ぜる時 |
キャベツ切りのポイントまとめ
- 繊維を断ち切る方向で切る:柔らかく火が通りやすい。
- 5〜7mm幅の千切り〜粗みじん切り:食感と火通りのバランスが良い。
- 手で軽くほぐす:空気を含ませてふんわり感アップ。
- 切ったあとすぐ使うのがベスト:時間が経つと水分が出て食感が悪くなります。
補足:キャベツの水気について
- キャベツは水分が多く、切ってから時間が経つと水気が出て生地がゆるくなります。
- そのため、使う直前に切るのが理想的。
- どうしても時間が経ってしまう場合は、キッチンペーパーで軽く水気をふき取るか、冷蔵庫でラップをして保存してください。
地域スタイルの違い
- 関西風では生地に混ぜ込むので、シャキッとした太めの切り方が好まれます。
- 広島風ではキャベツを山盛りに重ねて蒸し焼きにするため、細かめの千切りや粗みじんが火の通りと甘みの引き出しに向いています。
まとめ
お好み焼きに使うキャベツは、繊維を断ち切る太めの千切り〜粗みじん切りが最適。ふんわりした食感と甘みを活かすには、5〜7mm幅で切ってすぐ使うのがベストです。
以上、お好み焼き用のキャベツの切り方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。