パリパリのお好み焼きを作るには、通常のふわふわ系とは少し違ったアプローチが必要です。
ここでは、外側はカリカリ・パリパリ、中はほどよくふんわりと仕上がる本格的な作り方を、材料の選び方から焼き方のテクニックまで、詳しく・丁寧にご紹介します。
目次
パリパリお好み焼きの基本レシピ(1枚分)
材料(1人前)
材料 | 量 | ポイント |
---|---|---|
薄力粉 | 50g | 強力粉を少し混ぜてもOK(5〜10g) |
水 | 60ml | 出汁を使うと旨味UP |
卵 | 1個 | 生地のつなぎ |
キャベツ | 100g | 粗みじんで水気はしっかり切る |
長芋(すりおろし) | 大さじ1 | 生地を軽くふんわり仕上げる |
天かす | 大さじ1〜2 | パリパリ食感に貢献 |
紅しょうが | 適量 | 味のアクセント(お好みで) |
豚バラ肉 | 2〜3枚 | 表面の香ばしさと脂の旨み |
サラダ油 or ラード | 大さじ1 | パリパリ食感に大きく影響 |
お好みソース・マヨネーズ・青のり・かつお節 | 適量 | 仕上げ用 |
下準備のポイント
キャベツは細かく、でも潰さない
- 粗みじん切りが基本。水っぽくなるのを防ぐため、切った後はキッチンペーパーで水気を取ると良い。
- パリパリ仕上げを目指すなら、「キャベツから水分が出ない」ことが最重要。
生地は混ぜすぎない
- 粉と水を混ぜるときはダマが残ってもOK。
- 最後にキャベツ・天かす・紅しょうがなどをざっくり混ぜる程度にすることで、ベタっとせず食感が良くなる。
焼き方が命!パリパリに仕上げる焼きのテクニック
フライパンをしっかり予熱
- 中火〜強火でしっかり熱してから油(またはラード)を入れる。
- フライパンの温度が低いと、べちゃっとした仕上がりになる。
多めの油で揚げ焼き風に
- 油を少し多め(大さじ1程度)にして、外側を「カリッ」と揚げ焼きにするイメージ。
- ラードを使うとさらにコクと香ばしさが出て、お店のような味わいに。
生地を薄めに広げる
- 厚みがあると中に水分がこもりやすくなり、パリパリに焼きにくい。
- 厚さ1.5cm以下を目安に。
豚バラ肉は上に乗せて、フタはしない
- 生地の上に豚肉を並べて、裏面を焼いている間に脂が下に落ちて香ばしくなる。
- フタをすると蒸し焼きになってしまい、パリパリ感が損なわれるのでNG。
ひっくり返したら、重しをしてプレス!
- 豚肉側を下にして焼くときに、ヘラでしっかり押し付けるか、フライパンの底を使って軽くプレスすると、表面がしっかり焼けてパリパリに。
焼き時間はじっくり
- 焦らず中火で、片面5〜6分ずつしっかり焼くのがベスト。
- パリパリを目指すなら、油が「ジュワッ」となる音を聞きながら、火加減を調整するのがポイント。
盛り付けと仕上げ
- 焼き上がったら、お好みでソース・マヨ・青のり・かつお節をトッピング。
- 追いラードを少し塗って、さらに軽く炙ると、お店の鉄板焼き風の香ばしさが出ます。
応用のアイディア(もっとパリパリにしたい人へ)
- 山芋を入れない or 少量にする:山芋はふんわり感を出すが、水分が多くなるのでパリパリ重視なら控えめに。
- お餅 or チーズを生地に混ぜる/下に敷く:チーズや餅が溶けてカリッと香ばしくなる。
- ホットプレートや鉄板を使用:フライパンより熱伝導が良く、ムラなく焼けるのでおすすめ。
おすすめバリエーション
バリエーション | 特徴 |
---|---|
ネギたっぷり広島風風味 | 生地を薄くして、間に焼きそばやもやしを挟むと食感に変化 |
じゃがいも入り | カリカリ&ホクホクの新食感に |
チーズinお好み焼き | 表面のチーズが焦げてパリパリに |
まとめ
- キャベツの水分をしっかり切る
- 生地は混ぜすぎない
- フライパンはしっかり熱する
- 多めの油で揚げ焼き風に
- フタをせず、プレスして焼く
- 厚くしすぎず、じっくり焼く
以上、パリパリのお好み焼きの作り方についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。