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そば入りのお好み焼きについて

モダン焼き,イメージ

そば入りのお好み焼きは、日本では「モダン焼き」と呼ばれることが多く、特に関西風お好み焼き広島風お好み焼きのバリエーションとして親しまれています。

このスタイルは、通常のお好み焼きに焼きそばを加えることで、ボリュームと食べごたえがアップし、一皿で炭水化物もタンパク質も摂れる「お得感のある粉もの料理」として人気があります。

目次

そば入りお好み焼きとは

「そば入りお好み焼き」とは、具材として焼きそば(中華麺)をお好み焼きの中に加えた料理で、地域によってアプローチが異なります。

地域別の特徴

広島風そば入りお好み焼き

広島のお好み焼きは「重ね焼きスタイル」で、以下のような構成になります。

  1. クレープ状に焼いた薄い生地
  2. たっぷりのキャベツ
  3. もやし・豚肉・天かすなど
  4. 焼きそば(あるいはうどん)
  5. 卵を別に焼いて最後に重ねる

焼きそばは下茹でしておき、鉄板で軽く炒めてからキャベツの上に乗せ、全体を蒸し焼きにするスタイル。

仕上げにソース(主にオタフクソースなどの濃厚系)をたっぷりかけて完成します。

関西風モダン焼き

関西では、そばを生地の中に混ぜ込まず、お好み焼きにそばを挟んだサンドイッチ状にして仕上げます。

構成は

  1. キャベツなどの具材入りの生地を焼く
  2. 別に焼きそばを作る
  3. 生地の上に焼きそばを乗せ、さらにもう一枚の生地または卵で挟む
  4. ソース・マヨネーズ・青のり・かつお節でトッピング

こちらはより「ボリューム系」の印象が強く、学生や若者向けのメニューとしても人気です。

焼きそばの種類とアレンジ

  • 中華蒸し麺(一般的):モチモチしていてソースとの絡みも良い
  • うどんに変更(広島では「うどん入り」):柔らかめで優しい味わい
  • そば(日本そば)を使うアレンジ:少数派ですが風味が面白く、変化球としておすすめ

代表的な具材

カテゴリ
野菜キャベツ、もやし、ネギ、玉ねぎ
肉類豚バラ、牛こま切れ、イカ、エビ
トッピング天かす、紅しょうが、チーズ、もち、卵
調味料お好み焼きソース、マヨネーズ、青のり、かつお節

作り方(関西風モダン焼きの例)

材料(1枚分)

  • お好み焼き粉(または薄力粉+だし)…50g
  • 水…60ml
  • 卵…1個
  • キャベツ…100g
  • 豚バラ肉…2枚
  • 焼きそば麺…1玉
  • お好み焼きソース、マヨネーズ、青のり、かつお節…適量

手順

  1. 生地を作る(粉+水を混ぜる)
  2. キャベツをみじん切りにして生地に混ぜる
  3. フライパンに油を引き、豚バラを焼いてその上に生地を乗せる
  4. 別のフライパンで焼きそばをソースで炒める
  5. 焼けた生地の上に焼きそばを乗せ、全体をひっくり返す
  6. 卵を割り、フライパンに広げ、その上に先ほどの生地+そばを乗せて軽く焼く
  7. ソースやマヨでトッピングして完成!

どんなときに食べられる?

  • お祭り屋台:広島風や関西風のモダン焼きが定番
  • 家庭料理:ホットプレートを囲んで楽しく調理
  • 粉もの専門店:豊富なトッピングで自分好みにアレンジ可能

豆知識

  • 「モダン焼き」の「モダン」は“modern”ではなく、「モダン=焼きそば入りの豪華版」という意味で戦後の関西で生まれた和製英語的表現。
  • 広島では「そば肉玉(そば・肉・玉子)」が通称メニューになっており、地元では「お好み焼き」=「そば入りが普通」という意識が強いです。

食べ方のアドバイス

  • 鉄板でアツアツのまま:冷めにくく、香ばしさを楽しめる
  • お箸よりヘラ(コテ)で食べると雰囲気UP
  • ソースは甘口〜辛口までいろいろ試してみると◎

以上、そば入りのお好み焼きについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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