お好み焼きに合うお酒を選ぶときのポイントは、「ソースの甘辛さ」「具材の油分」「香ばしさ」「食感の変化」にどう寄り添うかです。
お好み焼きはシンプルに見えて、出汁の効いた生地、キャベツの甘み、豚肉やイカなどの旨味、そして濃厚なソースとマヨネーズが組み合わさるため、意外と複雑な料理です。
以下に、お好み焼きに合うお酒をジャンル別に詳しくご紹介します。
ビール：鉄板の組み合わせ
おすすめのタイプ
- ピルスナー（例：アサヒスーパードライ、キリン一番搾り）
- ペールエール（例：よなよなエール）
- IPA（苦味が強めのもの）
理由
お好み焼きの濃厚なソースには、ビールの炭酸と苦味がよく合います。
脂っこさや塩味をリセットし、また一口食べたくなる「無限ループ」を生み出します。
ペールエールやIPAなら香ばしさやスパイス感もあり、肉系のお好み焼きと特に好相性です。
日本酒：意外なマリアージュ
おすすめのタイプ
- 純米酒（例：天狗舞、日高見）
- 山廃仕込みや生酛系（例：菊姫 山廃純米）
理由
キャベツや生地の出汁感、具材の旨味とマッチするのが日本酒。
ソースやマヨの甘味にも寄り添い、口の中で一体化する感覚があります。
純米酒のようなコクと酸味のバランスが取れたものが◎。
肉入りなら、山廃や生酛のような重厚なタイプもオススメです。
焼酎：さっぱり流してくれる万能酒
おすすめのタイプ
- 麦焼酎（例：中々、兼八）
- 芋焼酎（例：黒霧島、富乃宝山）←こってり系お好み焼き向き
理由
焼酎はストレート、ロック、お湯割り、水割りと自由度が高く、味の調整がしやすいです。
麦焼酎の軽さはキャベツ主体のあっさり系お好み焼きに合い、芋焼酎の甘みとコクは豚肉やチーズ入りのがっつり系にぴったり。
特に「ソース×芋焼酎」の組み合わせは、甘香ばしい風味同士が好相性。
ワイン：実は相性良好。選び方がカギ
赤ワイン
- ライトボディ～ミディアムボディの赤（例：ガメイ、ピノ・ノワール）
- 甘辛ソースには、果実味豊かなジンファンデルもおすすめ
白ワイン
- 樽香のあるシャルドネ（コク系お好み焼きに）
- すっきりしたリースリング（塩系・シーフード系に）
理由
お好み焼きは「ソースの旨味」が特徴なので、甘やかでフルーティーな赤ワインや、リッチな白ワインと相性が良いです。
特にピノ・ノワール×豚玉お好み焼きは、お互いの甘味・酸味・香ばしさが絶妙に絡み合います。
ハイボール：万能＆爽快系のエース
おすすめのタイプ
- スタンダードな角ハイボール
- スモーキーなアイラ系ウイスキーでつくるハイボール（例：ラフロイグ、アードベッグ）
理由
油分をカットしてくれる炭酸とアルコールの刺激が、ソースと具材の重さを軽減してくれます。
さらにスモーキーなハイボールなら、香ばしさの相乗効果も。
甘めのお好み焼きに、スッキリとした一杯を合わせるのは非常に心地よい組み合わせです。
チューハイ・サワー系：軽めのお好み焼きに
おすすめのタイプ
- レモンサワー
- グレープフルーツサワー
- しそや梅系のサワー
理由
酸味が効いたチューハイは、塩系や魚介系のお好み焼きに好相性。
さっぱりとまとめてくれるので、女性にも人気。
フルーツの風味がソースの酸味と甘みを引き立ててくれます。
梅酒：甘味との相乗効果あり
おすすめのタイプ
- ロックやソーダ割りで
- 辛口梅酒や樽熟成梅酒も面白い
理由
ソース＆マヨ系のお好み焼きにフルーティーな甘みを加えるなら梅酒はあり。
特にチーズやもちを入れた変わり種お好み焼きに合います。
お酒の選び方まとめ
| お好み焼きのタイプ | 合うお酒ジャンル |
|---|---|
| 豚玉など定番系 | ピルスナー、純米酒、麦焼酎、赤ワイン（ピノ） |
| イカ・海鮮系 | リースリング、レモンサワー、日本酒（吟醸系） |
| チーズ・もち系 | 芋焼酎、シャルドネ、スモーキーハイボール、梅酒 |
| 塩味ベースのあっさり系 | 麦焼酎、白ワイン、グレープフルーツサワー |
さらに楽しむワンポイント
- 食べる順番に合わせてお酒を変える：最初はビール→途中で日本酒や焼酎→締めに梅酒やサワー
- 地元のお酒とのペアリング：広島風なら広島の地酒（賀茂鶴など）、大阪風なら関西の焼酎や地ビールもおすすめ
以上、お好み焼きに合うお酒についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
