お好み焼きを蒸し焼きにするのは非常に良い方法です。
実際、プロの鉄板焼き店などでも、ふんわりと仕上げるために「蒸し焼き」はよく使われています。
以下では、蒸し焼きの効果・理由・やり方・注意点を詳しく解説します。
なぜ蒸し焼きが効果的なのか
お好み焼きは、外側はカリッと、中はふんわり・しっとりしているのが理想です。
その理想の食感を作るために蒸し焼きが活躍します。
蒸し焼きの効果
- ふんわり・モチモチした食感になる
→ キャベツなどの水分が逃げにくく、しっとり感が保たれる。 - 中まで均一に火が通る
→ 厚みのあるお好み焼きでも、中心が半生になるのを防げる。 - 焦げ付きにくく、失敗が少ない
→ 直火で焼くだけより、火の通りが穏やかになるため。
蒸し焼きのやり方(家庭でできる簡単な方法)
材料例(1枚分)
- お好み焼き粉:100g
- 水:120ml
- 卵:1個
- キャベツ:150g(粗みじん切り)
- 豚バラ肉:3〜4枚
- 好みで:紅しょうが、天かす、青ねぎ、桜えびなど
手順
① 具材を混ぜて形を整える
→ 空気を含ませるように混ぜ、丸く成形します。
② フライパンで焼く(中火)
→ 油をひいて、豚肉の面を下にして焼き始める(約2分)。
③ フタをして蒸し焼きにする(弱火〜中火で5〜7分)
→ フライパンにフタをして内部の水分で蒸します。
→ 水を少し(大さじ1〜2)入れてからフタをすると、よりしっかり蒸気が回ります。
④ 裏返して再び蒸し焼き(5分前後)
→ 裏返してもう一度フタをし、中まで火を通します。
⑤ 最後にフタを外して表面をパリッとさせる(1分ほど)
→ 水分が多い場合は、少し焼き目をつけると香ばしさが出ます。
蒸し焼き時の注意点
注意点 | 解説 |
---|---|
フタを開けすぎない | 蒸気が逃げて、ふんわり感が失われる |
水を入れすぎない | 生地がベチャっとなるので、加減が重要 |
火加減は弱め〜中火で | 強火だと外が焦げて中が生焼けになる可能性あり |
裏返し時はヘラでしっかり支える | 崩れやすいので注意。大きめのヘラが便利です |
蒸し焼きにすると合いやすい具材
蒸し焼きによって、やわらかく仕上がる具材との相性が抜群です。
- キャベツ:甘みが引き立ちます
- 山芋:さらにふんわりに(生地に混ぜてもOK)
- エビやイカ:プリッとした食感が残る
- チーズ:とろけてコクが出る
関西風・広島風どちらでも蒸し焼きOK?
はい、どちらのスタイルでも蒸し焼きは活用できます。
関西風お好み焼き
生地を混ぜて焼くタイプ → 中まで均一に火が入る効果が大きい
広島風お好み焼き
層を重ねて焼くタイプ → 麺やキャベツにしっかり火が通り、甘みが引き出される
広島風の場合は、鉄板でフタをするか、上にボウルをかぶせて蒸す方法もあります。
蒸し焼きを使ったアレンジ
- とろけるチーズ入りのお好み焼き
→ 中までしっかり火を通しつつ、チーズがとろけてリッチに。 - もち入りお好み焼き
→ 蒸すことでモチがほどよくやわらかくなる。 - 冷凍お好み焼きの再加熱にも有効
→ フタをして蒸し焼きすると、ふっくら復活します。
まとめ
蒸し焼きにすることで、お好み焼きの「外は香ばしく、中はふんわり」という理想の仕上がりに近づきます。
特に家庭用フライパンでは、火加減や厚みの調整が難しいため、フタを使って蒸し焼きするのはとても効果的です。
✔ お好み焼きをプロ並みに仕上げたいなら、「蒸し焼き」はぜひ取り入れてみてください。
以上、お好み焼きは蒸し焼きしてもいいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。